音楽ってたのしい!|子どもが“音を表現する”ことで得られる5つの力
はじめに:音楽は「音を当てる」ものじゃない
「間違えずに弾けるようにしよう」「楽譜通りに演奏しよう」そんなふうに考えてしまうと、子どもにとって音楽は「勉強」や「作業」に近いものになってしまいます。
でも、音楽の本当の目的は“表現”です。悲しいときに静かなメロディを口ずさむ。嬉しいときに鼻歌がこぼれる。音楽は、言葉にできない気持ちを伝えるための“もうひとつの言語”です。
STUDIO MOTIFでは、「音楽ってたのしい!」という気持ちがすべての出発点になると考えています。今回は、子どもが音を通して“自分を表現する”ことで得られる5つの力について、音楽教育の観点からお伝えしていきます。
音楽は、子どもが自分で音を生み出せる体験です。鍵盤を押せば音が出る。声を出せば誰かが聴いてくれる。それだけで、「自分にもできるんだ」という感覚が育ちます。
教室では、「この音で合ってるかな?」と不安そうに弾いていた子が、少しずつ「もう一回やってみたい!」と自分から楽器に向かうようになる場面がよくあります。
この“できた”という実感の積み重ねが、自分を信じる力=自己肯定感につながります。特に、評価のプレッシャーが強い現代の子どもたちにとって、「正解じゃなくてもいいよ」と受け入れられる環境は、心を自由にする土台となります。
音楽は、言葉にしなくても想いを伝えることができる芸術です。 「今日は嬉しい日だから、明るいメロディを弾きたい」「ちょっと寂しい気分だから、静かなリズムにしてみよう」──そんなふうに、音で感情を表現する経験は、他者とのコミュニケーションにも通じます。
STUDIO MOTIFでは、レッスンの中で「どんな気持ちで弾いたの?」「この曲、何色のイメージ?」といった問いかけを通して、子どもの内面から自然な表現が引き出されるようなレッスン設計を行っています。
表現する力は、アートだけでなくプレゼンテーションや対人関係など、社会生活 の中でも求められる力です。音楽はその原点を育てる、とても身近なトレーニングでもあるのです。
「こうしなさい」「こう弾きなさい」という指導ばかりでは、子どもの創造力は育ちません。STUDIO MOTIFでは、子どもたちに“好きな音を組み合わせてみよう”という即興的な活動を取り入れています。
たとえば:
鍵盤を使って「自分だけのメロディ」をつくってみる
身の回りの音(机・ペン・声)を使ってリズムを作る
絵本を読みながら、BGMを自分でつけてみる
こうした取り組みは、「正解がない」世界を楽しむ練習でもあります。自由な創造は、子どもが「音楽って自由なんだ」と感じる第一歩。将来的には作曲やアレンジにもつながる力となります。
音楽教室では、個人レッスンだけでなく、アンサンブル(合奏)やリズム遊びなど、他の子どもと一緒に音楽をつくる機会も設けています。
その中で大切になるのが、「相手の音を聴く」「相手に合わせる」という共感と協調の感覚です。
たとえば:
相手が出した音に応えてみる
一緒に拍を揃えて手拍子する
自分が先にリズムを作り、相手が続く
こうしたやりとりを通じて、言葉以外のやり取り=非言語的コミュニケーション能力が育っていきます。
「子どもがすぐに飽きてしまうかも…」と不安に思う保護者の方も多いでしょう。でも実は、子どもが自然に続けられる習い事の特徴はとてもシンプルで、“楽しい”と思えるかどうかに尽きます。
大人が目指す「上手くなる」「長く続けてほしい」は、まず「楽しい」という感覚があってこそ実現します。
STUDIO MOTIFでは、子どもが自分のペースで楽しめるように、無理に詰め込まず、本人の好奇心や達成感に合わせたステップ設計をしています。
無理なく楽しめる環境だからこそ、「また行きたい!」「もっと弾いてみたい!」という気持ちが生まれ、結果的に継続につながるのです。
子どもが音楽を学ぶときに一番大切なのは、「楽しく学べる環境」と「自由に表現できる安心感」です。
音楽を通じて得られる力は、音感や技術だけでなく、
自己肯定感
表現力
創造力
共感力
継続力
といった、生きるために大切な力ばかりです。
渋谷区にあるSTUDIO MOTIFでは、子どもたちが音楽を通して「自分を好きになれる」レッスンを提供しています。体験レッスンも随時受付中ですので、「うちの子に向いてるかな?」と迷ったら、ぜひ一度遊びに来てください。
“音を楽しむ”ことから、子どもの新しい才能が始まります。

